簡単な覚え方辞典!!小学生でも分かる慣用句クイズ100選!!(例文付き)

慣用句

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Q,51

犬猿の○

とても、仲が悪いこと。

A,犬猿の仲(けんえんのなか)

全く、そりが合わなくて、彼らは犬猿の仲だ。など

Q,52

天○になる

得意気になり、うぬぼれること。

A,天狗になる(てんぐになる)

天狗になっていたら、その反動で痛い目みるよ。など

Q,53

耳に○れる

偶然、聞いてしまうこと。

A,耳に入れる(みみにいれる)

井戸端会議で、耳に入ってきた話には驚いた。など

Q,54

目に○見せる

相手を酷い目にあわせること。

A,目に物見せる(めにものみせる)

悪事を働いた者には、目に物見せてやる。など

Q,55

綿のように○れる

酷く疲れてしまっていること。

A,綿のように疲れる(わたのようにつかれる)

やるべきことが多すぎて、寝る時には綿のように疲れていた。など

Q,56

○をくわえる

どうすることもできない状態のこと。

A,指をくわえる(ゆびをくわえる)

やり方が分からなくて、指をくわえて見てるだけだった。など

Q,57

○を撫で下ろす

心配がなくなり、安心すること。

A,胸を撫で下ろす(むねをなでおろす)

ミサイルが落ちなくて、胸を撫で下ろした。など

Q,58

そつが○い

無駄がないこと。

A,そつが無い(そつがない)

そつが無く仕事ができるのがカッコイイ。など

Q,59

腰が○ける

物事が途中でダメになること。

A,腰が砕ける(こしがくだける)

目標を高く設定しすぎて、腰が砕けた。など

Q,60

○を出す

関係ない話にあれこれいうこと。

A,口を出す(くちをだす)

思い切って、口を出したら嫌な顔をされた。など、

 
 

Q,61

気に○む

悪い方に考えてしまうこと。

A,気に病む(きにやむ)

間違っていたのでは?と気に病んで落ち込んでしまう。など

Q,62

○に障る

腹立たしく思うこと。

A,癇に障る(しゃくにさわる)

若い子達がはしゃいでいるため、癪に障った。など

Q,63

恩を○る

見返りを予感して、恩をみせること。

A,恩を売る(おんをうる)

この人に恩を売っておけば、基本安心できる。など

Q,64

現を○かす

とある事に夢中になってしまい、その他が疎かになること。

A,現を抜かす(うつつをぬかす)

仕事にばかり現を抜かし、家庭を疎かにしている。など

Q,65

○を引く

裏で人を操ること。

A,糸を引く(いとをひく)

事件の裏で糸を引いていた黒幕が捕まったらしい。など

Q,66

一矢を○いる

仕掛けられた攻撃に対して、反撃をすること。

A,一矢を報いる(いっしをむくいる)

議論で最初から責められていたが、最後の最後で一矢を報いた。など

Q,67

○元にも及ばない

相手が優れていて、敵わないということ。

A,足元にも及ばない(あしもとにもおよばない)

先輩のスゴさに比べたら、こんなの足元にも及ばないですよ。など

Q,68

息が○れる

続けることが苦しくなること。

A,息が切れる(いきがきれる)

あまりに張り切りすぎると、途中でいきが切れてしまうよ。など

Q,69

上前を○ねる

取り次ぐ資金や代金の一部を着服すること。

A,上前を撥ねる(うわまえをはねる)

上前を撥ねられていて、あまり儲からなかった。など

Q,70

○を洗うよう

狭い場所に、たくさんの人が混雑している様子のこと。

A,芋を洗うよう(いもをあらうよう)

都会の電車は、芋を洗うような混雑ぶりだ。など

Q,71

教えの○

教育する場所、学校のこと。

A,教えの庭(おしえのにわ)

懐かしい教えの庭へ行き、感慨深い。など

Q,72

○の吹き回し

その時々の加減によって変わること。

A,風の吹き回し(かぜのふきまわし)

どういう風の吹き回しか知らないけれど、急に手伝うなんてどうしたの?など

Q,73

○が済む

気持ちが収まって、落ち着くこと。

A,気が済む(きがすむ)

反論しだすと長くなるから、気が済むまで言わせておこう。など

Q,74

犬馬の○

人のために、尽くして働くこと。

A,犬馬の労(けんばのろう)

このまま報われなかったら、今までの時間は犬馬の労になるだろう。など

Q,75

○を弾ませる

興奮したりして、息遣いが激しくなること。

A,息を弾ませる(いきをはずませる)

急いで帰ってきたようで、彼は息を弾ませていた。など

Q,76

一石を○じる

問題を投げかけて、反響を起こすこと。

A,一石を投じる(いっせきをとうじる)

彼の作品は、映画界に一石を投じた。など

Q,77

○に湯気を立てる

興奮しているため、イライラしていること。

A,頭に湯気を立てる(あたまにゆげをたてる)

陰口を言われていることを知って、頭に湯気を立てた。など

Q,78

足下に○が付く

危険が迫っていること。

A,足下に火が付く(あしもとにひがつく)

大事な仕事の締め切りが明日だから、足元に火が付いている。など

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Q,79

○の這い出る隙もない

どんな隙もなく、警戒しているということ。

A,蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)

敵に包囲されていて、蟻の這い出る隙もない。など

Q,80

頭を○える

考えがまとまらずに、苦悩しているということ。

A,頭を抱える(あたまをかかえる)

子供がいうことを聞いてくれなくて、頭を抱える。など

Q,81

後ろ○をさされる

人格や行動を他人に否定されること。

A,後ろ指をさされる(うしろゆびをさされる)

私は、後ろ指をさされる様な事はしていない。など

Q,82

板に○く

その人にピッタリあっていること。

A,板に付く(いたにつく)

最近、彼は営業が板に付いてきた。など

Q,83

顔を○てる

面目を保つこと。

A,顔を立てる(かおをたてる)

彼の顔を立てるために、今回は身を引こう。など

Q,84

○を冷やす

危険、恐怖を感じて、ひやりとすること。

A,肝を冷やす(きもをひやす)

突然、子供が飛び出してきて、肝を冷やした。など

Q,85

○が進まない

それをやろうとする、意欲が湧かないこと。

A,気が進まない(きがすすまない)

騙すような方法は、気が進まないが仕方がなかった。など

Q,86

胡○をする

利益のために、お世辞をいって機嫌を取ること。

A,胡麻をする(ごまをする)

彼が出世したのは、胡麻すりがうまかったからだ、など

Q,87

舌が○る

よくしゃべること。

A,舌が回る(したがまわる)

近所に住むおばさんは、よく舌が回って立ち話ばかりしている。など

Q,88

○をかぶる

他人の失敗の責任を負うこと。

A,泥をかぶる(どろをかぶる)

不祥事のため、上の者まで泥をかぶる結果となった。など

Q,89

○を伸ばす

のびのびと自由に振る舞うこと。

A,羽を伸ばす(はねをのばす)

楽しみにしていた旅行で羽を伸ばす。など

Q,90

歯が○たない

自分の力では敵わないこと。

A,歯が立たない(はがたたない)

試験が思ってた以上に難しくて、歯が立たなかった。など

Q,91

○を割る

本心を隠さずに、さらけだすこと。

A,腹を割る(はらをわる)

長年の友人と、腹を割って話し合う。など

Q,92

膝を○える

親しくなって、打ち解け合うこと。

A,膝を交える(ひざをまじえる)

これからのためにも、皆で膝を交えて話し合おう。など

Q,93

虫が○らせる

何か良くないことが起こりそうなこと。

A,虫が知らせる(むしがしらせる)

虫が知らせたみたいで、彼が駆けつけてきた。など

Q,94

○が一杯になる

喜びや哀しみなどの感情で一杯になり、他のことが考えられなくなること。

A,胸が一杯になる(むねがいっぱいになる)

あまりに急で悲劇的な出来事に、胸が一杯になり立ちすくんだ。など

Q,95

○を振るう

自分の能力を見せること。

A,腕を振るう(うでをふるう)

料理人の彼は、腕を振るって皆をもてなした。など

Q,96

○頭を取る

先頭に立って、周りをまとめること。

A,音頭を取る(おんどをとる)

私が音頭を取って、同窓会を企画した。など

Q,97

肩の○が下りる

心配事や負担から解放されること。

A,肩の荷が下りる(かたのにがおりる)

試験の結果が「合格」ということで、肩の荷が下りた。など

Q,98

○が抜ける

緊張感がなくなって、張り合いがなくなること。

A,気が抜ける(きがぬける)

受かる見込みがなくなってしまって、気が抜けてしまった。など

Q,99

○を突っ込む

興味関心から、深入りすること。

A,首を突っ込む(くびをつっこむ)

彼は、また面倒なことに首を突っ込んでしまっている。など

Q,100

○が動く

心が惹きつけられること。

A,心が動く(こころがうごく)

なんど見ても彼が描いた絵には、心を動かされる。など

 
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手を叩けば覚えられる!体のパーツが主人公「小学生向け慣用句クイズ」の作り方と3つのコツ

「慣用句(かんようく)」は、「目がない」「鼻が高い」「腹が立つ」のように、単語そのものの意味とは別の特別な意味を持つ言葉のセットです。これらを理解することは、言葉の裏側を想像する「発想力」と「豊かな表現力」を育てる最高のトレーニングになります。しかし、慣用句は知識の暗記と捉えられがちで、子供たちにとっては難しいイメージがあります。この記事では、難しい解説を抜きにし、誰もが親しんでいる**「体のパーツ」**などをテーマにした、楽しくて覚えやすい慣用句クイズ問題を作成するための3つの具体的なコツを解説します。

なぜ慣用句が面白い?覚えるべき「遊びの構造」

小学生向けの慣用句クイズの面白さは、「単語の意味が全然違う」という驚きと、その表現を「日常で使える」という実用性の両立にあります。以下の2つの要素で題材を選びましょう。

  1. 最も馴染み深い「体のパーツ」の慣用句を選ぶ:
    • 例:「顔」「目」「口」「手」「足」など、誰もが知っているパーツを使ったもの。「水に流す」「油を売る」などのように、モノを使うものは次に回しましょう。
  2. 動作が連想できる「状況型」を選ぶ:
    • 例:「腹が立つ」→怒っている動作が連想できる、「肩を落とす」→落ち込んでいる姿勢が想像できる、など。絵やジェスチャーと連動できるものが学習しやすいです。

最初は最も身近で具体的なイメージの慣用句を選ぶことで、語彙を増やしながら楽しく学べます。

忘れない!「体のパーツ」慣用句クイズ問題作成の3つのコツ

覚えるだけでなく、記憶に定着させるために、クイズの出し方に以下の3つのゲーム的な工夫を加えましょう。

コツ1:問題の後に「〇〇している人の絵(またはジェスチャー)」を見せる

「目がない」を単なる文章で問うのではなく、問題の後にその**慣用句が表す状況の絵(イラストやジェスチャー)**を見せ、その絵に当てはまる言葉を答えさせる形式にします。視覚と体験を結びつけることが、定着に最も重要です。

  • 例題:問題:「〇〇に手が届かない」の、隠された慣用句(体の一部)を当てた後、「これは、あと少しで目標に届かない人の**悔しいジェスチャー**」と説明する。
  • クイズ文:怒ったときに**頭の中**から、ボッ!と**湯気**が出るくらい起こることを、「何が立つ」というでしょうか?(→答え:腹が立つ)

クイズに答えるだけでなく、「ジェスチャー大会」として、覚えた慣用句を表現させる遊びも取り入れられます。

コツ2:「文章の最後の部分」に「隠れた意味」を置く

慣用句の前半を普通の言葉にし、**最後に「体のパーツ+助詞」**の部分を答えさせる穴埋め形式は、単語の区別がしやすく分かりやすいです。

  • 問題:「とても高い所へ登ろうとして、疲れ果てて**体の一部**を落としてしまった状態です。『〇〇を落とす』の〇〇は何でしょう?」

「手を借りる」→「人の力が必要なとき」、「足を引っ張る」→「邪魔をするとき」など、日常でよく使う場面に直結させることが、理解を深めます。

コツ3:現代の「SNS」などのテーマで例文を作る

慣用句の意味は変えずに、その例文を子どもたちが夢中になっている「ゲーム」や「YouTube」などに置き換えることで、面白く、興味関心をひきつけられます。

  • 問題:「お気に入りのYouTuberの動画を見ていて、**ついつい他のことが手に**つかない状態を表します。手が『どこにもつかない』を意味する言葉は?」
  • 問題:「クラスでたった一人、先生に褒められて『嬉しくて体が浮いた状態』。これは**鼻が○○○**になった、という慣用句?」(→答え:鼻が高い)

「今の言葉」に置き換えて例題を出すことで、「覚えた慣用句が日常でも使える」という実用的な価値を与えられます。

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